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海外トレッキングの方法

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海外トレッキングを手配する方法は大まかに下記のように分類されます。

1. 日本のツアー/トレッキング会社で手配する

「海外トレッキング」で検索すると、国内で海外トレッキングを手配してくれる会社がたくさんヒットします。海外への渡航、宿泊先手配、トレッキングガイドやポーターの手配、トレッキングに必要な手続き等、すべて代行してくれます。不測の事態に対する備えもしっかりしています。純粋にトレッキングを楽しむことだけに集中できます。ただし料金は最も高い部類になります。

2. 現地のツアー/トレッキング会社で手配

ネパールであればネパール国内に無数にあるトレッキング会社に手配を依頼するものです。通常は日本からの渡航、日本への帰国を除く全ての部分について手配を行います。現地の物価が反映されることもあり、日本の会社で契約するより安価です。ただし、基本的に契約手続きを含めたやり取りがすべて英語になること、日本語ガイドが手配できるとは限らないことなどがデメリットとして考えられます。

3. 現地でガイド・ポーターを個人的に雇う

旅行会社を通さず、トレッキングの開始地点に着いてから現地でガイドなりポーターなりを雇う形です。通常は宿で紹介してもらうか、道で向こうから声をかけてくるのを待って交渉することになります。料金については交渉次第でかなり安く済ませることができます。デメリットとしては、きちんとどこかの組織に所属しているわけではない人を雇う事になるため、ガイド・ポーターとしての質が保証されない点が挙げられます。

4. 完全に独力でトレッキングを行う

自分ひとりで全てを行うので、気分に応じて予定変更など自由に行うことができます。料金的にも最も安くなります。反面、リスクは最も多く、諸々の手続き、宿の手配、体調管理、セキュリティ管理などすべて自分で行わなければなりません。また、他のトレッキング客から「地元経済に貢献していない。ガイドを雇うべきだ」などと批判されることもあります。

私自身の場合

私自身は2.の現地旅行会社による手配と、4.の独力でのトレッキングの両方を経験しました。

前者は何しろ楽です。宿の交渉も同じネパール人同士なのでスムーズで、団体客でなくとも比較的良い部屋をあてがわれる可能性が高くなります(宿では個人客は冷遇されることが多いです)。

現地旅行会社については出発前にある程度目星をつけていました。

Nepal Trailblazer

ネパールの首都カトマンズにあるトレッキング会社で、トレッキングガイドブックの出版も行っており信用できるのではないかと感じました。ネパール到着後連絡を取ってすぐその場で契約に至りました。どのガイドも非常に責任感が強く誠実な仕事ぶりでした。ネパールの旅行会社としては少々高い部類に入るかもしれません。

カトマンズには日本人が経営に関与している旅行会社がいくつかありますが、その中で日本人女性が切り盛りしているのぞみトレックは非常にお勧めです。今回は航空券の手配のみお願いしましたが、現地旅行業界に精通しておられるようで頼りになります。

後者の単独トレッキングは何しろ自由です。今日の行き先はどうするのか、滞在を延長するのかなどなどすべて自分の気の向くままに出来ます。全てのことを自分でしなければならないので、苦労も多いですがそのぶん自分の印象には強く残ります。一方で道中の危険箇所などの情報が入手できないため、常に注意深く自分で自分の身を守るようにしなければなりません。

私はやはり自由な気分でいたかったため単独トレッキングを選択しましたが、どちらが上でどちらが下というものでもなく、それぞれのリスクも十分に把握しつつ各自の好みの方法を選択すればよいと思います。




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