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海外トレッキングに必要な手続き

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ここではヒマラヤトレッキングに必要な手続きをまとめます。

ネパールビザ

ネパール入国の際に当然必要になります。日本国内でネパール大使館に発行してもらうか、カトマンズのトリブヴァン国際空港に到着した際に空港で発行(アライバルビザ)してもらいます。私はアライバルビザ(3ヶ月100ドル)を取得しました。トリブヴァン国際空港は非常に小さい空港なので手続きの場所がわからずまごつくことはないと思います。

TIMS

ネパールでのトレッキングにはTIMS(Trekkers’ Information Management System)という許可証の発行が必要となります。トレッキングエリアへの入域の際にチェックがあるので無許可で歩くことはできません。私はアンナプルナ地域とクーンブ(エベレスト、ゴーキョ方面)地域を歩いたので、それぞれの地域用の許可証が必要でした。

入山している外国人を登録するのが目的のようで、2014年秋に発生したアンナプルナでの大事故(私もその日すぐ近くにいました)の際には何人の外国人が巻き込まれたかを確認するのに活用されたと聞きました。

旅行会社経由でトレッキングを行う場合、許可証に関しても旅行会社が行ってくれるはずです。自力で歩く場合はこの手続きも自分で行う必要があります。私が手続きを行ったカトマンズを例に説明します。

カトマンズのネパール観光局(Nepal Tourism Board)へ向かいます。
観光客の多いタメル地区から徒歩30分もかからなかったと思います。申請書に必要事項(個人情報、トレッキング期間など)を記入します。トレッキング期間は実際のものより開始日を早めに、終了日を遅めにして申請したほうが良いでしょう。ネパール国内での緊急連絡先を記入する欄がありましたので、トレッキング後に戻ってくる予定のホテルの番号などを用意しておいたほうがいいと思います。顔写真が2枚必要で、私はポカラで安く大量に写真を撮っておきました。

TIMS登録と入山許可であわせて3000円ほど支払ったと思います(正確な金額とドルで支払えたかどうかは覚えていません)。

ふたつ折りになっているTIMSカードとその内側に貼り付けられた入山許可証(Entry Permit)が、あまり待ち時間もなくその場で発行されます。トレッキングエリアに入る際と出る際にチェックポストで点検されます。

ポカラにある出入国管理事務所(イミグレーションオフィス)でクーンブ方面の許可証発行をお願いしたのですが、ここではアンナプルナの許可証しか発行できないとのことでした。両方対応できるのはおそらくカトマンズのイミグレーションオフィスだけでしょう。

<追記>
ネパール観光局まで行かなくてもタメルでTIMS手続きができたようです。全く知りませんでした。
http://blog.livedoor.jp/mountfuji_nepal/archives/41323444.html

海外旅行保険

トレッキングのための手続きとは少し異なりますが、海外旅行保険へ加入しておいたほうがよいでしょう。期間が3ヶ月以内であればクレジットカード付帯の海外旅行保険でも代用できます。いずれの場合も補償内容(適用範囲・金額など)と保険適用条件(自動付帯か利用付帯か等)をよく確認する必要があります。

補償内容のうち最低でも救援者費用の金額がヘリコプター搬送にかかる費用より大きいものを選ぶ必要があります。また、保険約款で「トレッキング中の疾病・事故は対象外」となっていないか要確認です。通常はアイゼン・ピッケルなどの専用の登攀道具を使わない行動であれば補償の範囲内としているところが多いとは思いますが、カード会社あるいは保険会社に事前に確認しておくとより安心でしょう。




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